最初はテキストを離れ、わかりやすく説明します。
(...) で要素を並べたものをタプル(tuple)と呼びます。 丸カッコを使用します。
タプルはリストとほぼ同じように使用できますが、 要素を変更できない点が異なります。
xa = (100, 200, 300, 400)print(a)
要素がひとつだけの時は、最後にカンマ(,)を記述する必要が あります。
xa = (100) # タプルではなく数値の100となるprint(a)a = (100,) # タプルの(100,)となるprint(a)
リスト要素は変更することはできますが、タプル要素を変更 することはできません。
xa1 = [100, 200, 300, 400] # リストa2 = (100, 200, 300, 400) # タプルa1[2] = 600 # 代入できるprint(a1)
xa2(2) = 600 # エラーとなり、TypeError例外が発生するprint(a2)
タプルからリストに変換するには list() を、 リストからタプルに変換するには tuple() を使います。
xb1 =list((100, 200, 300)) #=> [100, 200, 300] リストprint(b1)
xb2 =tuple([100, 200, 300]) #=> (100, 200, 300) タプルprint(b2)
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以下、上記で説明した以外でテキストに書いてあることで 重要なところを説明します。
タプルから順に要素を取り出す。 p188 リストの場合と同じ。
xcolor = ("green","red","blue","yellow")for item in color :print(item)
ある値がタプルに含まれているかどうか。 p190 in演算子で調べる。
xnumbers = (4,8,15,16,23,42)num = int (input("受験番号を入力してください: "))if num in numbers :print("合格です。")else :print("不合格です。")
タプルの合計、最大値、最小値 リストと全く同じです。
data = (56,45,83,67,59,41,77)sum(data)print (sum(data)) # 合計 428max(data) # 最大値 83print(max(data))min(data) # 最小値 41print(min(data))