Chapter 4

標準ライブラリ

Python をインストールすれば標準で用意されているライブラリ。   その標準ライブラリの中で、import しなくてもすぐ使える関数が   組み込み関数。

p74

組み込み関数

  Pythonの組み込み関数とは、標準で用意されている関数   importしなくとも、すぐに使える関数。

戻り値 = 関数(引数1、引数2、引数3・・・)

( )の中には関数で処理したい値を入れる。 ​ これを「引数(ひきすう)」と呼ぶ。

複数の引数がある場合は引数をカンマで区切って与える ​ どのような引数を与えるかは関数によって異なる。

Chapter3までにも、いくつかの組み込み関数を使ってきている。

  値を出力する print()   型を調べる type()   型変換 int() float() bool()   数値を2進数、8進数、16進数の文字列に変換する      bin()    oct()    hex()   小数点以下を四捨五入する round()

  など・・・


数値計算に使う関数

P75

●絶対値を求める

●最小値を求める

●xの値を5~10の値にする

●round()を使った四捨五入

p76

文字列に使う関数

●Unicodeに対応する文字を調べる

●文字数を調べる

●len()で求めた長さを文字列と連結する

P77

入出力に使う関数

P77 ●キーボードからの入力待ちになる

●キーボードから入力し、入力された値を確かめる

P78

 モジュールを読み込む

Pythonでは、標準関数であっても、組み込み関数以外の関数は、 ​ 利用する前にモジュールをimport命令で読み込む必要がある。

モジュールは目的別に分かれている。

 数学関数の mathモジュール   疑似乱数の randomモジュール   日付と時間の datetime モジュール   他・・・・・

  モジュールの読み込み方法             import モジュール名1、モジュール名2・・・

      import モジュール名 as 別名

  読み込んだモジュールの関数を使う

      モジュール名.関数()

P79

●mathモジュールを読み込んでceil()とfloor()を使う

●定数piとラジアンを度に換算するdegrees()を使う

P80

mathモジュールにはP80からP82のようなにいろいろある。

●tan()を使って、距離と角度から木の高さを求める

p83

オブジェクトのメソッド

  オブジェクトとはデータ(属性)とメソッド(関数)をもったもの。

  オブジェクトのメソッドを実行する方法

     オブジェクト.メソッド()

P85

●オブジェクトの型を調べる

●str型なのでupper()が使える

●文字列に対してメソッドを直接実行する

P86 ●文字列のメソッド

大文字・小文字の変換

●1文字目を大文字にする

   capitalize()は1文字目だけを大文字にし、 以降をすべて小文字にする

p87

● 文字を検索する

   count()は文字列を検索して、引数で指定した文字列が  何個含まれているかを返す。

●文字列を検索して位置を返す    find(文字列,開始位置,終了位置)

  s.find("x") # 見つからないときは -1 が返される

  rfideで検索すると後ろから検索する。見つからないときは -1 が返される

●文字列を置換する

   replace()は文字列を置換するメソッド。    元の文字列を書き換えずに、置換後の新しい文字列をつくる。    置き換える個数をオプションで指定できる。

replace(検索文字列、置換文字列、個数)

p89 ●前後の余分な文字を取り除く

  strip() 文字列の前後にある空白や改行コードをとりのぞく。   rstrip() 文字列の末尾にある空白や改行コードをとりのぞく。

複数の種類の文字を取り除きたい文字があれば、   それを一度に指定できる。

p90

●文字列に値を埋め込む

  文字列に埋め込みたい値をformat()の引数にすると、その値が   文字列の置換フィールドである{}の位置に入る。

 キーワード引数という方法を使うと、引数を番号でなく   キーワードで指定できる。

● 値の書式指定

  値を埋め込む際に方指定、3桁位取り、小数点以下の桁数  などの書式を指定できる。書式の指定は埋め込み側の   置換フィールド{}で指定する。

   {値:書式}

  値の型は文字列をs、整数をd、浮動小数点をfで指定できます。   浮動小数点は .桁fで小数点以下の桁数も指定できます。   値は表示桁数に合わせて丸められます。

p93

  置換えフィールドも文字数と位置揃え(左詰め、中央揃え、右詰め)を指定   できます。左詰め < 中央揃え ^ 右詰め > で指定します。文字数は位置揃え   に続いて指定します。